ポントリャーギン著『やさしい微積分 (ちくま学芸文庫) 』
テレビで天才数学少年たちの特集番組をみたのです。中学生か高校生の時だったと思います。子供なのに自分よりずっと数学が出来ることに驚きました。
確か数学少年の誰かがいっぱい数学書を読んでいる場面があったのだと思います。私もまねして図書館の2階にある数学の棚を1ブロック全部読んでみることに挑戦しました。
森 毅の一般向けに書かれたエッセイくらいしか理解できなかったのですが、1冊だけ理解できそうな本がありました。それが『やさしい微積分』です。今では文庫になっています。
「本は入念に書けば書くほど薄くなり、それだけ書くための労力が大きくなる。おおざっぱに言って、著者が綿密さを2倍にすれば、本の厚さは半分になる。」とあるとおり薄くて最後まで読めそうでした。ポントリャーギンの名前は忘れていましたが、「ソ連」「盲目」「数学者」のキーワードは忘れていませんでした。10ページにはギリシャ文字の読み方があります。高校の教科書を想定して書いたとあるように初学者を想定しています。
内容についてはこちらが詳しいです。やさしい微積分 - hiroki_f’s diary