ユマニチュード

以前、テレビで観た覚えがあるのですがユマニチュードについて数冊読んでみました。転倒の危険があっても死ぬその日まで、なんとか1日合計20分は立っているようにという強いメッセージを感じました。


家族をケアする視点では、理念と実践のバランスが一番優れていると感じたのが『ユマニチュード入門』やはりイラストで図解してあると読み返しやすいです。



理念を理解するために最適。実践においては実践結果を踏まえてどうしているのかを書いています。文章量の多い文字の本です。



こちらは実践重視の内容。『「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか』と併読すると判も大きいので良さそうですが、1冊となれば冒頭の『ユマニチュード入門』が読みやすく腑に落ちると思います。イラスト多用です。



『「絆」を築くケア技法 ユマニチュード: 人のケアから関係性のケアへ 』は当事者から一歩引いて施設運営やしくみなどを考えるときに良さそう。これから家族のケアをする人には『ユマニチュード入門』がおすすめです。


ユマニチュードの分類ではないですが『脳科学者の母が、認知症になる: 記憶を失うと、その人は“その人"でなくなるのか?』は脳科学者の著者が認知症の母親をケアする状況を観察し考察しています。例えば、以前と変わってスナック菓子など味のはっきりしたものを好むようになったのは、好みが変わったのではなく味覚の伝わり方感じ方が変わっているのかもしれない。といったものや、ケアする人が休むことがケアされる立場の人にとっても重要である点も書いてあり納得でした。

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