映画『はじまりはヒップホップ』
映画『はじまりはヒップホップ』オフィシャルサイト
平均年齢83歳のヒップホップグループを映画にしたという話です。年齢に注目すると誕生して間もないヒップホップは演者の年齢分布がほぼ若年層のみであるため映画になりえるのでしょう。日本舞踊では映画にならないですね。
そもそもヒップホップ自体をほとんど知らないのですが、当初のヒップホップ文化とは別物になっているということはわかります。すでに他の分野の音楽・ダンス文化へと融合しているのでしょう。
演者はヒップホップの定義など気にしていません。音楽自体も好みではないようです。新しいこと・他人と関わることに挑戦する姿勢があるだけです。なぜそんな姿勢な人が多いのか?同じ年齢層は世界中にいるのになぜワイヘキ島の人がヒップホップ世界大会に出たのか?という点が不思議になるのですが、観ると自然にわかるようになっています。
振り付け担当兼マネージャーであるビリーはカンタベリー地震で被災しています。クライストチャーチで知っている地震です。その後、自分らしく生きるために引越したのがワイヘキ島でした。
ワイヘキ島に行きたくなってしましますが、どこでも自分らしく生きることで年齢に関係なく新しいことへ挑戦しやすくなるのでしょう。最近新しいことに挑戦してないなとなれば、型にはめられて自分らしく生きていないのではないか?ということでもあります。怖い映画ですね。