FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
「世界は思っているより良くなっている」とビルゲイツのプレゼンで聞いた覚えがありましたが、著者のハンス・ロスリングが広めていたのだとわかりました。
冒頭に13問のクイズがあり、全体でその答え合わせをしながら進んで行きます。私も答えてみましてがボロボロでした。ハンス・ロスリングはドラマ『ER』とか映画『アウトブレイク』を思い出すような医師で、後に公衆衛生の道へ進みます。
ファクトフルネスは一言でまとめると俯瞰し比較し冷静に判断しようということです。
コンゴの貧しい村に流行していた神経麻痺症状を調査しに行った様子が描かれています。ナタで殺されそうになるドラマチックなシーンなのですがそこは読んでいただくとして、私が知らなかったのはキャッサバに毒性があることです。
「(pdf)毒があるものをあなたは食べられますか?」に詳しいです。なんでも毒性のあるキャッサバの方が収量が多いので解毒して食べるそうです。糖と青酸が結合しているので水にさらしたり発酵させたりして解毒するそう。流行のタピオカも解毒されているのでしょうね。
ギャップリマインダー
https://www.gapminder.org/
ここで13問のテストを試せます。読後は全問正解。
ダラーストリート
https://www.gapminder.org/dollar-street/matrix
面白いです。次に買いたい物とか本とか収入別に見渡せます。