『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-2018)
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、プロップの『昔話の形態学』の世界を2010年代のSFX技術で装飾したような作品です。ちょうど制作時期がGPUの劇的な進化と重なって幸運な作品に仕上がっています。
内容はどんでん返しあり、クリフハンガーあり、メタファー豊富で楽しい娯楽作品です。
おそるおそる『ゲーム・オブ・スローンズ』で検索すると、制作費が1話1000万ドル以上(10億円以上)だとか。大河ドラマは1話1億円以下だそうです。一見、制作費が高いようですが他の海外ドラマと比べると割安だそうです。
大河ドラマは着物や小道具やセットなど時代劇を作るのに必要な産業に予算が向いていますが、『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ているとCGへの予算が多そうです。
仮想通貨のための並列計算にGPU需要が盛り上がり、GPUの進化はより加速します。その恩恵は今後登場する作品も受けることになります。楽しみですね。
ちなみに、『ゲーム・オブ・スローンズ』は基本的には貴種流離譚だと思いますが、他の要素も盛りだくさんです。私が好きなのは、男勝りなアリア・スタークの成長譚です。シーズン1の3話から始まる剣術を教わる一連のシーンです。
ゲーム・オブ・スローンズ:シーズン7 (字幕版) | 動画 | Amazonビデオ
シーズン7は7話。1話300円が100円になっているのでレンタルする人は多そうです。シーズン6まで観た人のシーズン7レンタル率が知りたいですね。シーズン8の6話で完結するようです。