映画『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』


一番聴いたパコのCDは『El duende flamenco de Paco de Lucía』です。「duende」というのが、ネットの辞書によると「ポルターガイスト・エルフ」などが出てきます。HMVのページでは、「魂」と訳されているを見ました。

そもそもフラメンコを知らないので、フラメンコ・ギターといえば、パコデルシアしか知らないのですが、パコ自体よく知りません。そんなわけで、ちょうどBunkamuraで映画をやっていたので、観てきました。

身も蓋もないのですが、ものすごくカッコいい冒頭とエンディングの演奏に、5歳の時からずーーとギターが巧くて死ぬまで巧かった、という内容がはさまれた映画です。

最近、映画『AMY エイミー』を観たため特にそう感じるのですが、劇的なシーンは皆無です。演奏が聴きたければ良い音源がいっぱいありますし、Paco de Lucía - YouTube には手軽に多くの演奏があります。そう考えると、パコの映画を撮る場合の一番いい形の内容となっていると思います。
監督がパコの長男なのですが、息子に対する愛が画面から溢れてくるような気がしました。あと、映画館内がパコ好きでいっぱいなんですよね。感慨深い。

ギターを引きながらヤスリでツメを調整しているシーンの無造作加減が良かった。

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