『移動祝祭日』と『ヘミングウェイごっこ』

『老人と海』以来、読んでいなかったヘミングウェイを読みました。『移動祝祭日』です。
『ハリーポッターと賢者の石』のJ.K.ローリングのインタビューで「カフェのテーブルで執筆した」と聞いた覚えがありますが、ヘミングウェイもまさにカフェを仕事場にしていたのですね。

『移動祝祭日』の内容は、随筆というか私小説というか晩年になってから駆け出しの若い頃を脚色しながら書いています。パリのアパートで妻と貧乏生活をしていた。飛行機旅行でスーツケースを紛失し、原稿を失った。多くの同時代人との交友があった。といったところなのですが、あとがきを見ると普通の貧乏生活ではなさそうだったり、脚色具合がとっても上手そうです。

なかなか楽しく読めたので、次もヘミングウェイを読もうかと思っていたら、『ヘミングウェイごっこ』を見つけてしまいました。

内容は、ヘミングウェイ研究者が失われたヘミングウェイ文書を偽造するというものなのですが、著者はSF作家ジョー ホールドマンなので、半ばからSFになって行きます。
シュタインズゲートが好きな方が『ヘミングウェイごっこ』『移動祝祭日』と読んでいくと『老人と海』をいきなり読むより、スムーズに読めるかもしれません。