Mommy/マミー (2014) 子離れしたい人におすすめ

先日、『ゼロの未来』(2013) アメリカを観に行ったときに、EBISU GARDEN CINEMA の会員になりました。その前は、『神々のたそがれ』(2013)ロシアを観に行ってユーロスペースの会員になりました。
最近、映画観てないな〜観たいな〜でもなかなか行かないんだよな〜という、いつもの出不精を克服すべく、会員になりました。見に行かなきゃと背中を押す目論見です。
そんな訳で、今日はEBISU GARDEN CINEMA で『Mommy/マミー 」(2014)カナダを観に行ったのでした。本当は、明日金曜日が会員500円引きなのですが、すっかり忘れておりました。

さて、本題の『Mommy/マミー』ですが、会員にならなければ、きっと映画館では観ていない映画だと思いますが、キッチリとした脚本に演技も上手く楽しめました。

あらすじは、Yahoo映画Mommy/マミー (2014) あらすじなどに詳しいです。以下、ネタバレを含みますので、あしからず。




脚本を書くときに、テーマを「親子愛」にして感動させようと考えます。どんな子どもでも反抗期など手に負えないことはあるけれど、一番手に負えなさそうな状況はなんだろう?注意欠陥多動性障害の子どもが大変そうだ。
  • 15歳のスティーヴ(アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン)は注意欠陥多動性障害
「親子愛」がずっと続いてもつまらない。「親離れ」を導入しよう。スティーヴはずっと親が好きで離れられない。親が「子離れ」できる環境を作ろう。
  • 発達障がい児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障 http://mommy-xdolan.jp/story.html
この法律を使わせるために、親は経済的困窮・身体的危機・精神的危機にあわせよう。
  • 47歳のシングルマザーのダイアン(アンヌ・ドルヴァル)はスティーブの発作で首を絞められる。また、スティーブの起こした火事で25万ドルの訴訟を起こされる。
ダイアンは、困難な境遇にもかかわらずスティーブと一緒に暮らして行くが、とうとう極限状態に陥り、この法律を使うのか使わないのか?を山場にしよう。

ダイアンの生き方と対比させるために、近所の主婦カイラを登場させよう。ダイアンはスティーブと暮らせて幸せだから、カイラは家族と暮らしているのに不幸せにしよう。

  • 吃音で家族とも、まともに話せないカイラだが、ダイアン親子とは次第にしゃべれるようになる。
再び、ネタバレになりますが、結構注意していないとクライマックスのダイアンとカイラのシーンがよくわからなくなるかもしれません。
  1. カイラは、なぜ吃音になったのか、その原因は何でしょう。
  2. カイラが写真を包んであるプチプチをプチプチしています。
  3. カイラは家族と引越していきます。子離れしたのは、ダイアンでしょうかカイラでしょうか。
ダイアンの選択には「希望」があると言っています。一方、カイラは「捨てられない」と口を滑らせます。

二項対立でテーマがハッキリしているだけでなく、映像表現もテンポも良い作品でした。グザヴィエ・ドラン監督はケベック出身ということで、演出家のロベール・ルパージュと同郷です。

『ゼロの未来』や『神々のたそがれ』についても何か書いておいても良かったかなと思います。結構、忘れてしまっています、、、