IPでの都道府県判別特許とラジオのネット解禁 #kirakira

先日、ustream でDJ TAROさんの動画配信を見ていました。音楽はきこえてきません。その間は、舞台裏のTAROさんとスタッフの方のやり取りが垣間見れました。音楽も聴きたくなり、J-WAVEをつけてみると数秒の遅延があります。なんだか不思議な感じでした。

最近は、ustreamやニコ生を観察しています。ニコニコ動画は特に有料会員になりたいとは思いませんでしたが、ニコニコ生放送はそのうちお金を払ってしまいそうです。

ちなみに『ちい散歩』や『ブラタモリ』や『世界ふれあい街歩き』が好きな場合は、「外配信」や「散歩」や「車載」などのキーワードでの検索がおすすめです。

 

さて、株式会社ジェイ・キャストの「ウェブ情報提供方法およびウェブ情報提供装置」(特許公開2000-330909)というものがあります。

【課題】 同一URLにおいても、ユーザの発信地域ごとに異なるウェブデータの送信が可能なウェブ情報提供方法およびウェブ情報提供装置を提供すること。
【解決手段】 グループ401内のユーザ端末は、専用線403を介してプロバイダ405に接続される。ユーザ端末が、専用線403およびインターネット115等を介して、ウェブページ情報の送信要求を行う。該送信要求は、このユーザ端末のIPアドレスと共に、要求されたウェブぺージ情報を有するウェブサーバ119に送信される。ウェブサーバ119は、ウェブページ情報のプログラム中に地域によって異なる情報を選択するための記述がある場合は、IPアドレスプールデータベース201にアクセスして、ユーザ端末のIPアドレスからユーザ端末の所在地域を判別する。次に、ウェブサーバ119は、判別されたユーザ端末の所在地域に基づいて、ウェブデータ情報を選別してユーザ端末に送信する。
 

FACTAの記事を見て、今調べました。

J-CAST、地域判別特許で電通を味方に
http://facta.co.jp/article/201002029.html
J社が持つ特許とは、IPアドレスを基に都道府県を自動判別し、ウェブサイト上でコンテンツや広告を出し分ける技術に関するもの。

FACTAでこの記事を読んだときは、ピンとこなかったのですが、twitterでラジオがネットに流れるというつぶやきを見て、なんとなくつながりました。

民放ラジオ、ネット同時放送解禁へ
http://slashdot.jp/article.pl?sid=10/02/12/0523229
ただ、大変残念なことに、聴取可能地域は在京局は首都圏の1都3県に、在阪局は大阪府に限定されるということだ。

 

ぜんぜん外しているのかも知れませんが、著作権まわりから収入を得るのではなく、特許から収入を得ても(両者を持っていれば)良いわけです。

特許公開2000-330909を使えるサービスで何かないかな、という発想で、ラジオにつながったのではないでしょうか。

ラジオのネット解禁はその実証実験かもしれないですね。



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