「手芸品販売をしたいとホームページ製作会社と打ち合わせをしてきたので、見てほしい」への回答

ネット通販を始めたいというお客様は多いです。よく相談されます。
今回の相談は、ブログに書いておくことにします。
「手芸品販売をしたいとホームページ製作会社と打ち合わせをしてきたので、見てほしい」ということです。
打ち合わせの内容は、下記のとおりで良くある見積もり相談です。
  1. ドメインの取得(1年更新で10,000円くらい。プロバイダに依頼)
  2. トップページに著作権申請中を入れる
  3. 下層ページの内容(作品紹介・コメント・用途・特徴など)
  4. ロゴマークを作る
  5. 携帯用ページ(QRコードで携帯メール配信)
  6. 通帳の用意(都市銀行とゆうちょ銀行の2行用意)
  7. 価格の設定(ターゲットの設定)
  8. 商品に関する但し書き
  9. 初期制作費(150,000円)
  10. 管理費(毎月3,000円)
  11. コンテンツ更新(月1回10,000円)
  12. 製作期間6週間
著作権申請中というのが変ですが、他はおおむね想像できる内容ですね。
ドメインについては、バリュードメインでもお名前.comでも自分で取れば安くできるというのは、まあおいておきます。初期制作費が150,000円というのもおいておきます。

本当に良くある話です。「いくらが妥当なのかを聞きたい」のだと知ってはいます。しかし、なんともいえないのです。ホームページ製作者と発注者の板ばさみになります。
まず、発注者がネットで物販をしたいというからには採算に見合うことを目指します。当然ですが、「どのくらい売れるかわからない」ので安いほどいいです。
一方、ホームページ製作費のほとんどは人件費です。製作に必要な時間に比例して対応できるように見積もります。

A
カタログ・名刺・ブログ連動のホームページで初回納品後、製作者側の更新がほぼ必要ないタイプ

B
写真撮影・キャッチコピー・日々の情報更新、場合によっては販売管理も製作者が関わるタイプ

今回の見積もりは「コンテンツ更新」として10,000円が計上されているので、納品後の修正があっても大丈夫です。
いたってよくある見積もりです。リスクは発注者にあります。私も製作側として、同じような見積もりを出すこともあります。このタイプの見積もりをされた場合、納品後の製作者による更新が期待されていないAタイプのホームページが出来上がるのではないかと思います。
もちろん、ガンガン更新を依頼してBタイプでホームページを作るのもありだとは思います。しかし、その場合、コンテンツ更新料金が割高になります。かなり原価率の低い商材でないと難しいでしょう。
20万円くらいでホームページの発注を体験して、どんな感じなのかを勉強するという姿勢ならば、良いのかもしれません。

以下、私が発注を受けるにあたって確認する点です。

ネットで商品を買ったことがあるか?
そもそもネットで物販したいという人は、(私を含めて)幻想を抱いていることが多いです。せめて、いろいろと購入してみましょう。楽天市場とYahoo!ショッピングとAmazonすべてで購入してみましょう。それ以外の物販サイトでも購入してみましょう。ケータイサイトでも販売したいなら携帯でも買ってみましょう。

発注者本人が主体となっているか?
初期制作費150,000円と見積もられるような案件では、発注担当者がころころ変わっては製作側が対応できません。同じ説明をしたり、発注内容がブレたりすることで無駄が多くなります。同じことは製作側にも言えて、製作担当者が複数いる場合は指示がブレる機会が増えます。

そもそも商材に売れるだけの価値があるのか?
テスト販売できる商材なら、してみます。適正な価格の目安になります。まずは、Yahoo!オークションで売買してみましょう。

以上3点を経験すれば、いやでも見えてくることがあります。安いホームページ制作会社を探すのも良いです。でも、「どんなホームページにしたいのか」判断する基準を身に着けてから探しましょう。費用対効果のあるホームページを発注する一番の近道だと思います。

いかがでしょうか。質問の回答にかえさせていただきます。
偉そうなことを書いていますが、私自身できていないこともあります。