解像度競争で脱デフレ
Googleサイトを再び使い始めて気がつきました。
Googleサイトでは画像をアップすると自動的に小中大原寸と画像サイズを選べます。
PhotoshopやFireworksを使い自分の目で最適化するのと違い「おまかせ」度が高いので最適化具合は大ざっぱなものになりそうです。ただ、punypngやSmush.it™を利用するのと異なり、元データもそのままアップされたままである点が違います。
メリットは元データを預けた「おまかせ」なので、表示端末に最適化した画像を表示できる点です。例えば、携帯などのモバイル系デバイス用に小さいサイズの画像を表示させることが思い浮かびますが、逆もあり得ます。
つまり、より解像度の高い画像を表示させることができるようになります。用途としては印刷が1点、高細密なディスプレイが1点です。
2011年までは、ディスプレイの解像度は今のままだと思います。しかし、その後液晶テレビの買い替えが進むと、解像度競争にならざるを得ないのではないでしょうか。大きさ競争はすでに限界に来ているので、コンテンツさえ揃えば高解像度のディスプレイ需要が期待できます。
パソコン業界のビジネスモデルとして重いソフトを動かすために高機能なハードを売るという構造があります。2009年は逆に、軽い無料ネットサービス+広告というモデルが幅を利かせています。しかし、広告モデルもノイズが多く限界があるようにも思います。
一方、ホームページを印刷するとギザギザに印刷されてガッカリする方はとても多いです。また、特にデザイナーの方はブラウザにアンチエイリアスがかかっているからMacを使うという方も多いです。動画コンテンツが光回線を引っ張って来たように、これからは印刷に耐えるような高解像度の画像でディスプレイ市場を盛り上げて行くのはいかがでしょうか。
液晶ディスプレイの価格が下がりすぎて、とても他人事とは思えないほど心配になっている今日この頃です。
一部で噂になっている高細密液晶モニターです。リースあがりで5万円以下とか。新製品もどんどん高細密になって、デジタル一眼の大きな画像データも縮小しないで見られるようになる日も近いのでしょうか。