会計ソフトを中心にJ-SaaSが始まりました。
会計ソフトを中心にJ-SaaSが始まりました。
J-SaaS|サービスのご案内
https://www.ec.j-saas.jp/service/
注目の価格ですが、例えば「ツカエル会計J-SaaS版」は「ツカエル会計 PRO 2009」というパッケージソフトを毎年買うのと同程度で3万円ほどです。
価格メリットがないので、今使っている会計ソフトから乗り換える手間を考えると移行は進まないでしょう。
では、初年度無料にして次年度以降有料にするというクレジットカードに良くあるパターンにするか、機能限定版を無料で提供するとどうでしょう。前者に対応する会計ソフトは知らないですが、後者はマイクロソフトが提供しています。
MS、無償の会計ツール「Microsoft Office Accounting Express 2007」を提供開始ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20295267,00.htm
無料の「Microsoft Office Accounting Express 2007」には有料のPro版(2万円ほど)も用意されています。Googleトレンドをみると2006年の発表時には話題になったものの、その後はあまり注目されていない印象です。
http://www.google.co.jp/trends?q=Microsoft+Office+Accounting+Express&ctab=405114240&geo=all&geor=all&date=all
残念ながら、日本語版は提供されていません。
そもそも会計ソフトは気に入った税理士と一緒のものを使う傾向が強いため、単純な価格の比較は意味がないかもしれません。その意味では、「J−SaaS普及指導員」などを養成している経済産業省の方針は理にかなっているといえます。
一方、無料になったサービスもあります。
mF247、ひろゆき氏と再出発 ニコ動連携で「サーバ代は月2万円」 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/25/news120.html
インディーズバンドが楽曲を公開する場を提供するサービスです。当初インディーズバンドが登録するときに費用がかかっていましたが、無料になりました。
「楽曲の着うたやCD化、カラオケ配信や、アーティストグッズ販売のお手伝い」(ひろゆき氏)などで収益化していく考え
だそうです。
会計ソフトも会計ソフトの使用料は無料にして、他のところからの収益を目指せば良いのにと思います。
少なくとも、見積書・請求書・領収書を印刷できる経理ソフトを無料にし、会計ソフトへの転記機能・決算機能を有料にするというのが良いと思います。