月が撮れるビデオカメラ「Canon iVIS FS21」を購入
2009年、ビデオカメラの主流は、すっかりハイビジョンになりましたが、あえてスタンダード画質で注目度の低い「Canon iVIS FS21」を購入しました。そこで、今さらスタンダード機を買った理由を書いてみます。
購入の動機
購入の動機は、一応家族のイベントがあったためですが、建前です。デジカメ動画で、日常の動画撮影の楽しさを知ってしまったので、気軽に撮影できるビデオカメラが単純に欲しかったのです。
日常に動画を持ち込むと総撮影時間が長くなります。それに比例して編集時間も長くなります。編集時には同じ映像を何回も見るはめになり、とっても面倒です。かといって編集していない動画をだらだら観るのはつらいです。
そこで、「撮影時間を短くして編集しない」または「なるべく編集しやすい環境をつくる」ことを念頭に現行機種の中から選びました。
購入時のポイント
結論から言うと「Canon iVIS FS21」を買った理由は
- 予備の電池なしでも使えそうな点
- 動画圧縮がMPEG-2で編集時間が短縮できる点
- Windowsパソコンでサムネイル表示される点
- YouTubeに無加工でアップロードできる点
- 日常を短く切り取る4秒撮りができる点
- メディアがSDメモリーカードである点
といったところです。
購入前の下調べ
2ちゃんねるでは、「それなりの需要があるのさ 」「ねーよ 」とたった2つの発言でスレッドが止まっています。読んでいて、思わず笑ってしまいまいた。私もあまり需要はないとは思います。
価格.comでも使っている人からは評価は良いものの、購入を迷っている人には「今から買うならハイビジョン」とおすすめする流れが大勢です。
確かに、ハイビジョンの方がクッキリと撮れるので、観る分には断然ハイビジョンが良いですね。ただ、無編集のハイビジョン動画より、編集してあるスタンダード動画です。バッテリーの持ちもスタンダード機の方が優れています。トレードオフの関係にあり、どちらが優れているという問題ではないので、購入にブレーキがかかることは(私の場合)ありませんでした。
撮影サンプル
さて、表題の「月が撮れる」についてです。下記は、次の日が満月という晩に撮影した映像です。
2009.4.8の月
http://www.youtube.com/watch?v=BUSA_9CETzI
スタンダード画質なのですが、結構満足しています。一般的なビデオカメラはどれも望遠側は優れているので、ズーム倍率を気にしたことはなかったのですが、月が画面いっぱいに撮影できるとは驚きました。
購入した人のための情報
撮影したファイル名が16進数で保存される件ですが、ファイル名順ではなく更新日順で並び変えることで、目的のファイルを探しやすくなります。(10進法も選べるようにしてほしいですね)
MPEGのアスペクト比ですが、16:9で撮影してもヘッダに4:3の情報が付加されているため、そのままYouTubeにアップロードすると4:3に横が圧縮されて表示されます。Windows Media Playerで再生しても同じです。
16:9で撮影してもただ上下がトリミングされているだけなので、おとなしく4:3のアスペクト比で使うのが良いでしょう。(16:9で撮影したらヘッダも16:9にしてほしいですね)
今後の展開
Eye-Fiの動画対応版も出てきました。12seconds.tvというサービスも登場しました。「Canon iVIS FS21」の4秒撮りと合わせて、日常を動画で切り取る環境がすっかり出そろった感がしています。