ネットワークの転送速度は、パソコンの画面がそのまま送れる程度には速くなっていく

今回はインターネットの速度はどのくらい速くなるのかについて思うところを書いてみます。



Windows XPにあるリモートデスクトップ接続を使って自宅内の他の部屋にあるパソコンを操作することがある。回線環境は家庭内LANで一般的な100Mbpsである。画面表示の遅延はVNCを使ったときほどは気にならない。



同じ回線を使っているので、リモートデスクトップ接続は何か上手くやっているのだろう。



ところで、そもそも「画面」をそのまま他のパソコンへ転送するにはどのくらいの転送速度の回線が必要なのだろうか。

WQXGA/48bitカラーをサポートした「HDMI 1.3」説明会
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/...



「HDMI 1.3は、転送速度をこれまでの165MHz(4.95Gbps)から340MHz(10.2Gbps)に高速化」

ということなので「画面」をそのまま他のパソコンへ転送するには、おそらく数Gbpsは必要なのだろう。



2007年現在、一般的に使われている光回線は100Mbpsであるが、次世代のネットワークでは数Gbpsが可能になるのかもしれない。

WIDE : Press Release : 東京大学を中心とした研究チーム、10ギガビットネットワークを利用したインターネット速度記録を完結
http://www.wide.ad.jp/news/press/...



「9.08 Gbpsのデータ転送速度 272,400 terabit-meters per second (Tb-m/s)の距離バンド幅積を実現」

9.08 Gbpsということは「画面」をそのまま他のパソコンへ転送することができる速度である。



「画面」をそのまま他のパソコンへ転送することができるということは、OSのホスティングサービスも現実的になる。使い方に困った家族の「画面」をそのまま転送してもらい問題を解決したり、DVDを再生している「画面」をそのまま転送してもらったりと、良くも悪くも可能性を感じる。



いかがでしたでしょうか。ネットワークの転送速度は、とりあえず今見ているパソコンの画面がそのまま送れる程度には速くなっていくのではないかというお話しでした。



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