現金でポイント充当できるポイントカードにすぎない第1世代の電子マネー
前回のお話しは「時間を区切ってお金をわける」でした。今回は前回のポイントカードとクレジットカードに続き電子マネーについて考えたいと思います。
私が利用している支払いサービスは
- 現金
- 銀行引落
- クレジットカード
- 銀行振込
- ポイント
- Suica
- メトロカード
- コンビニ決済
- 郵便振替
といったところである。電子マネーとしてはクレジットカードについているEdyとSuicaを所持している。
現在発行されている電子マネーは電子マネーといっても真の意味の電子マネーではない。確かに紙幣や硬貨は使わないし、非接触ICカード技術により、なんとなく未来な感じがするので電子マネーっぽい。
しかし、言い方をかえると現金でポイント充当できるポイントカードにすぎない。下記の電子マネーの3世代でいえば第1世代だ。現金を使うことしかできなく一方通行である。理由はポイントカードと同じで入金したときから電子マネーで商品を購入するまでのお金を原資にサービスを提供しているからだろう。
電子マネーの3世代
- 現金で充当できるが現金化はできない
- 日本円に換金できる
- 世界通貨との変動相場に組み込まれる
森祐治さんの「セブン&アイの電子マネー参入に見る勝算」
ゼロベースから普及を狙う必要がなく、すでに携帯電話などに組み込まれたハード=FeliCaにソフトとしてセブン&アイの電子マネーアプリを導入促進するという選択肢が現れてきているのである。
この記事によると電子マネーの導入コストが低くなってきていることがわかる。今後、民間ベースでの切磋琢磨により導入コストがもっと低くなる。その結果、広く普及したあかつきには、ぜひ現金と相互に交換可能な日本銀行発行の電子券が登場して欲しい。それこそが真の意味での電子マネーだろう。
電子マネーの第2世代では円の利便性が上がるので円の価値が上がると考えられる。しかし所詮は日本円でしかないため他の通貨から見れば為替リスクをともなう。そこで日本円への固定相場制から変動相場制へと脱皮し、日本銀行電子券が世界の基軸通貨への道を歩みだすのが電子マネーの第3段階だ。当然そのときにはドルやユーロに交換可能な電子マネーとの覇権争いになる。そのときに現在、日本国内で起こっている様々な規格の電子マネーがどのように陶太されていくかが参考になるだろう。
以下、より参考になるリンクである。
電子マネーの本流はプリペイドでよいのか
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006...
通貨から始まったアジア統合
http://tanakanews.com/g0509dollar.htm
民間からみた円の国際化:経済同友会
http://www.doyukai.or.jp/policyproposals..
いかがだったでしょうか。ほとんど妄想のようなお話しですが本人はいたって本気です。
次回は「定期預金1年もの夜型」です。