3冊の手帳で人生がかわる!
前回のお話しは「Amazon保証金」です。
2005年の手帳は用途別に使い分ける意味と使い勝手を体験すべく3冊持っていた。
- 1日1ページの卓上版
- バーティカル型のポケットサイズ
- ジャバラ式のスケジュール一覧型
お察し通りほとんど活用せずに2006年を迎えたものの、複数の手帳を使う上でいくつか気づいたことがある。(以下、簡単のため「ジャバラ式のスケジュール一覧型」手帳については省略する)
- ポケットサイズの手帳は書類に埋もれ行方不明になることが多かったこと。
- さすがに大きな卓上版の手帳はなくさなかったこと。
- 住所などは大きな卓上版に書いてあるのでポケットサイズの手帳には最低限必要な情報しかうつさないですむこと。
わざわざ使ってみるまでもなく、買う前から判りきったことである。
きっと、家のそとでなくす確率が高いのは普段持ち歩くポケットサイズの手帳だろう。もし、ポケットサイズの手帳しか使っていなかったら住所やら電話番号やらすべての情報が書かれているだろうが、私のポケットサイズの手帳には書き写すのが面倒なので最低限必要な情報しか書いていなかった。友人にいたってはニックネームだったりするので他人が見てもよくわからないかもしれない。悪筆も一役買っている。
このポケットサイズの手帳なら、なくして他人の手にわたっても被害は少ないのではないか?そう思った。ただ、自宅に泥棒が入って卓上版の手帳が他人の手にわたった場合はどうしようもない。
ここであきらめないで何とかする方法はないだろうか。
ポケットサイズの手帳を外出先で使うことをあきらめるかわりに、自宅の手帳を守る方法を思いついた。
ところで、私の名前は「かねたこうへい」と読む。ここでクイズをひとつ。
3冊の手帳があります。住所欄の1行目にそれぞれ「兼田幸平」「鎌田公平」「鎌田幸平」と書いてあります。さて、私の本当の名前は漢字でなんと書くのでしょう?
正解は「兼田公平」でした。
「使用頻度の低い漢字が本当」というルールである。このズルイ問題は3冊の手帳のうち1冊を外出時に持ち歩くことを想定している。自宅には2冊の手帳が保管されている。泥棒が入って2冊の手帳をみると「兼田幸平」「鎌田公平」と書いてある。どちらも偽名である。泥棒が「使用頻度の低い漢字が本当」というルールを知っていたとしても漢字の使用頻度は同じなので本名にはたどりつけない。(この場合は4択でしかないが)
住所欄には名前のほかに住所や電話番号も書かれているので、たとえ名前が4択になったとしても住所や電話番号の選択肢もかけ合わせることになり2冊の手帳から正確な情報を引き出すのは面倒になる。
もし、この面倒加減が個人情報の価値を上回ったら、泥棒にとって2冊の手帳の価値はなくなる。こんなところに個人情報を守るヒントが隠されているかもしれませんね。
今回はいかがだったでしょうか。「予防」「保証」に続き「偽装」または「暗号化」で情報へのアクセスを面倒にするというお話しでした。次回は「報酬の半分は先払いで、残りの半分は成功したときに」です。