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2020/01/21

世界一キライなあなたに(字幕版)

世界一キライなあなたに(字幕版)
『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラーク(デナーリス)を愛で、チャールズ・ダンス(ラニスター父)の渋さを観る映画。

内容は骨髄損傷した富豪の息子をかわいい女性が介護するというものです。
脚本家の意思をまったく感じさせません。フローベールの紋切型の一例のように解釈するしかないように感じました。骨髄損傷で頭がしっかりしている設定なので複雑さが皆無になっています。

強いて言えば「他人を変えられるか」に注目して観ると良いかもしれません。

2020/01/05

ファントム・スレッド (字幕版)2017


オートクチュールを作るファッションハウスの映画です。イヴ・サンローラン(字幕版)と比べて観ても面白いかもしれません。私はファントム・スレッドに出てくるドレスの方が好みでした。

あらすじはデザイナーが理想の体型なウェートレスを見初めて一緒に暮らします。ただ興味は仕事であって彼女ではないのです。今まではその無関心が原因で別れを繰り返していました。今回はどうなるのでしょうか。

おそらく英語ができるとより面白そうだとは思います。

"シック(Chic)"という言葉から読み解くファッションヒストリー
こちらによると1950年頃にシックの意味が否定的なものから肯定的な意味に変化しているようです。
ファッションハウスの人気に陰りが生じていることを悟った主人公が流行しつつあるシックという言葉に対して過剰に批判的な反応をします。



Ubuntu 18.04 LTSからWindows10 Proに

昨年はFlutterが躍進しました。Android Jetpack もよい感じに整備されてKotlinでの開発もデフォルトになりました。個人的にはJavaだけで済んでいたのが、Kotlin・Dart・Python・Goと多くの言語を使うことになりました。

Windows 7のサポート期限なのでAdobe系のソフトが入っているレガシーな環境をどうするか考えていました。PhotoshopやIllustratorだけでなくAfterEffectsとかTrapcodeとか3Dソフトなども入っているのです。オフラインで当時のまま使うことも考えたのですが、思い切って消すことに決めました。

Androidアプリの開発はUbuntuで行っていました。動作は快適なのでおすすめなのですが、コーディングだけがアプリ開発ではないのがもどかしいところです。ストアに画像をいくつか登録しなければなりませんし、説明用のホームページや動画も作らないとです。

Androidアプリを公開しているとminSdkVersion をどうするかに悩みます。古い端末をサポートするかの境界です。ユーザーにはバージョンアップを求めつつも自分は古い環境で作るのも変な話です。なので開発環境がWindows 7なのはダメだろうと判断しWindows 10をクリーンインストールしました。

今年は20年ぶりにhtmlをやり直そうかと思います。フレームワークに振り回されるのも何なのでドキュメントくらいは手で書けるようにしておこうというわけです。

今のところCamtasiaとDockerをインストールしました。解説動画の一つでも公開できると良いのですけど。Dockerをインストールしている時点でUbuntuへの未練が感じられますね。

2020/01/04

アルカディア(字幕版)2017


途中で眠くなったもののよく出来た脚本でした。カルト教団から逃れた兄弟。経済的に厳しい生活から弟がカルト教団時代を懐かしみます。当時は健康的な食事をできたのに、今はインスタントラーメンを食べている始末。沈む弟の気が済むならと兄はカルト教団の地へ弟と一緒に向かいます。

カルト教団の住民たちは健康的な生活をしているからか若々しく元気です。その明るさが少し不気味ではあるのですが、弟は次第にカルト教団での生活を真剣に考えるようになります。

カルト教団たる所以は集団自殺の疑いがあり、それの計画を知った兄は弟を連れて逃げたのです。確かに自殺はしていたのですが、望んで自殺したわけではなく「何か」にあらがって自殺を選んでいることがわかります。

ネタバレになるのですが、その「何か」はいわゆる輪廻転生です。そのカルト教団の住んでいる土地では一度死んでも時間が巻き戻り、また何もなかったように生き返ってしまいます。永遠の命ではあるのですが、果たして望ましいのかと葛藤します。

繰り返し観ることができる映画を創るうえでの心構えが表現されているようです。

2019/12/29

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(字幕版)2012


『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングがサーカスの曲芸オートバイ乗りとして主役を務めます。以前関係をもった女性と巡業先で再会。彼女の子供が自分の子供だと知ることとなり、サーカスを辞め町に残ることにします。
障害は彼女には付き合っている男性がいて彼の家に住んでいることです。

15年後に子供が自分のルーツを探します。父親を殺害したのが当時警官であったブラッドリー・クーパーであることを知ります。

曲芸オートバイは「グローブ・オブ・デス(死の球体)」という演目で鉄の球の中をオートバイ3台でぐるぐる回るというものです。父と子、敵。因果は巡るのか。宿命として受け入れるか。それともその世界の向こう側へと超えて行くのか。この、今の世界を超えていけるかがテーマとなっています。

脚本が素晴らしく正反対の価値観がどちらも正しく解釈できるように出来ています。登場人物は誰もがしょうがないと良くも悪くも宿命を受け入れています。唯一宿命を超えたのは父だけです。

最後のシーンで子が中古のバイクを買います。「バイクに乗れるのか?」の問に無言でバイクを走らせ町を去ってゆきます。この演出は子が今の世界を超えていくのだと思うと希望が持ててハッピー・エンディングです。

一方、バイクの乗り方は遺伝はしないですが、血のようなものを感じてしまいます。もしかすると、今の世界を超えていくという特性が遺伝するように感じでしまうとどうでしょう。今の世界を超える特性自体が宿命であるとすると、しょうがないと現状に甘んじるしかないのかもしれません。

私個人はハッピー・エンディングが良いです。銀行強盗をしてまでなんとかしようとは思いませんが、なるべくしょうがないと思わないようにしたいです。

2019/12/26

サーミの血(字幕版)2017


『ヒトラーに屈しなかった国王(字幕版)』を観ると北欧諸国がナチスの侵攻に抗う姿が印象的です。第2次世界大戦でスウェーデンは中立を保ったということになっていますが『サーミの血』を観るとスウェーデンも優生思想には無防備であったことがわかります。

イヴ・サンローラン(字幕版)で才能を褒めてはいけないと書きました。優生思想は生来の優れた才能を褒めることと同時に生まれつき才能のない人を必要とします。合わせて考えると才能を無邪気に褒める行為は潜在的に優生思想に加担してしまうわけです。

北欧の少数民族の差別の話ではあるのですが、才能を褒める身近な話題も気をつけなければいけないなと強く感じました。才能を褒めただけで優生思想に加担なんてオーバーなと思いがちですが、きっと些細なことが積み重なって差別はなくならないのでしょう。

2019/12/23

砂上の法廷(字幕版)


キアヌ・リーヴスの弁護士役をみる映画です。マスターメタファーは上の画像にもある正義の女神です。剣と天秤と目隠しがきちんと明かされます。プラトニックな正義は現実には存在しえなくトレードオフがあることを改めて思い出させてくれる映画です。
ブリジット・ジョーンズの日記のレネー・ゼルウィガーが出ているのですが気が付きませんでした。