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オンライン表計算と証券取引API

前回のお話しは「全員インサイダーになる」でした



仕事柄Excelをよく使う。そのExcelがオンラインで使えるようになるのかもしれない。今でもネット上のデータを取り込むことは出来るものの、やはりソフト自体がオンラインで操作できるとなれば期待せざるを得ない。



特に証券会社が自社サイトでの株売買を機械的に行えるサービスを公開したら、面白いことになりそうだ。あらゆる株価の変動を手軽に計算式に組み込み自動で売買する。信用取引以上にスリリングである。もちろん計算だけオンラインソフトに任せて実際の注文は手動ですることもできる。要は計算式がオンライン上に保存されていること。



今は無き山種証券の店頭に行き手続きをすると、若輩者の私にもいっぱしに担当者がついた。電話一本で売買が完了するバカバカしさといったらない。その後、出世魚のように次々と名前が変わっていく元山種証券の口座には記憶にないMMF1円が残っていていまだに報告書が届く。



残念なのは当時の売買に関する記録が(整理していないため)残っていないこと。松井証券では取引履歴が残っていたかもしれないが、何をどう判断してその取引をしたのかがわからない。判断材料がわからなければ過去の取引をひもとく意味は半減する。



もし、オンライン表計算の計算式として取引の判断材料が残っていたら楽しい。あらゆる数値データがオンラインで照会できるなら、「韓流ブームだからこの株を買え!」などという雑誌の特集は「視聴率連動型Excel計算式で買い時を逃すな!」などとなるかもしれない。



うわさに振り回される投資家より所与のデータをいかに計算式に組み込むかを必死に考える投資家の方が将来の投資家像として個人的にはしっくりくる。うわさを元に損をしたのでは何も残らないが、自分で編み出した計算式で損をするのなら少なくとも計算力は向上するのではないか。



きっと計算式そのものが商品として売買されるだろう。その商品である計算式自体が指数として他の計算式に組み込まれていく。結局、「どの計算式が儲かるか」といううわさに振り回される懲りない投資家も目に浮かぶ。「数学勉強して何に役立つの?」などと不平を言う学生の横で、計算式を売っている学生がほくそ笑む、そんな世の中に一歩近づいた。



次回は「確実につながる」です。



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